2014年4月12日 優れた釣果を出すための方程式

こんにちは。森です。

普段は社内でシステムエンジニアをしておりますが、企画/提案によって面白いソフトウェアが作れたら…と日々きっかけを模索しております。

今後、このページでは釣りの面白さや、まだまだアナログな釣り業界に革命が起きるようなアイデア、提案がしていけたら良いなぁと思っています。おそらく戸川くんと私がメインで更新していく事になるでしょうが、社長も釣りが大好きなので更新してくれるかも知れません。

ちなみに妻子持ちの私にとって、結婚前は毎週行けた釣りも一ヶ月に一回許される貴重な日となりました。よって全力で釣りを楽しむ事を心がけています。(もちろん仕事には支障がないように…! 笑)

さて来週あたり、戸川くんと琵琶湖に行こうかと計画しています。(私はバス専門ですので対象魚はブラックバスです。)

そして今回は、2人でのんびり釣りをするわけではなく、別々のボートで出船し帰着時間まで同じフィールドで対決をしようという事になっています。1年に数回行われる、この2人でのガチ対決はお互いプライドを掛けて戦います。これで負けてしまうと「この場所ではヤツには頭が上がらない…」って事になりますからお互い割と本気です。

では勝つためにどうすれば良いか…。

釣りをやらない人は、どこに魚がいるのか、そしてどうすれば魚がルアーを喰うのかを考えれば良いと思うでしょう。

もちろん、それも大切です。私も当日までにあらゆる想定をして戦略を頭の中で組み立てます。しかし実際に大切なのは”精神力”だと思います。

シュミレーションとして、例えば以下の事前分析を頭の中で思い描いて釣りに望むとします。

—事前分析—

今年は水の中に春が訪れるのが例年より遅れている為、本来産卵を迎えて浅瀬に産卵場所を構えているであろうバスは、来たるべき産卵に備えて体力を付ける為にまだ浅瀬でベイト(小魚やエビ等)を追っていると思われる。また三寒四温のサイクルもまだ継続しているようなので、寒の戻りになり気温が落ちたときに水温が安定する深場に戻れるように、深場が隣接した浅瀬にポジショニングしているのではないか。

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こんな事前分析を立てて、いざ本番、深場が隣接する浅瀬で釣りを開始します。しかし1時間、2時間やっても反応がありません。そうすると「あれ?既に産卵モードに入っているのか?」「いや、ここ最近暖かかったから既に産卵は終わっている?」「まさか、まだ冬が残っていて相当深い場所にバスはいるのか?」こんな迷いが頭を巡ります。さらにそんな時、遠くに見える戸川くんの竿が曲がっているではありませんか!!「やばい負けている…」「時間もどんどん無くなる」「自分の考えは間違っているのか…?」

こんなパターンになったらおしまいです。ゆっくり丁寧に誘わなければ釣れないのに、焦ってしまうと分かっていてもこれができません。ルアー選びも迷走。どんどん釣りが雑になり本来釣れる魚すら釣れない負のスパイラルにはまってしまいます。自分の考えた戦略を軸に、現場の状況を加味してバスを探していく作業は、強靭な精神力がないと中々うまくいかないものなのです。

バス釣りを職業にしているバスプロは、さらに生活が掛かった釣りをしていますから、試合の時なんかは尋常じゃないプレッシャーが掛かるでしょう。本当はこの場所を攻めていくべきだろうと分かっていても、他の選手が誰もいないと不安になってやめてしまったり、本当はこのルアーで攻めるべきだと分かっていても、過去にこの場所で別のルアーで良い思いをしたことがあったりするとルアーの選択もミスしてしまいます。私の好きなバスプロも「精神力」が敗因になったなんて事を良く言っています。

小手先のテクニック、バスの居場所を探す分析力、揺らがない精神力、色々な技術が必要な釣りにはやはり飽きない楽しさがあります。

そういえばタイトルに方程式なんて事を書いてしまっていましたが、敢えて私なりに方程式とするのであれば…

(テクニック+分析力)× 精神力 – 自然 = 釣果

こんな感じでしょうか。

では、また釣りの結果でも報告します。

釣り対決は良いけど両者共に0匹なんてことにもなりそうで、これが一番心配だったり…。

春はバスにとって一大イベントの産卵を迎えるシーズンだけに、なかなか気難しかったりするのです。

さて戦略立てながら準備でもするとします。

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